【保存版】カマスの基礎知識|旬・種類・食べ方・釣り方まで

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【保存版】カマスの基礎知識|旬・種類・食べ方・釣り方まで

カマスってどんな魚?

名前の由来や種類、旬の時期から、おいしい食べ方、釣り方まで、カマスの魅力をまるっと解説。

カマスを知らない方にも、わかりやすくお届けします。

目次

カマスって結局どんな魚?

カマスって結局どんな魚?
photo:「海と乾杯」編集部

「カマス」という名前、聞いたことはあっても、実はどんな魚かよく知らない人も多いのでは。

まずは、その正体からひも解いていきましょう。

カマスの正体、知っていますか? 

カマスは、スズキ目カマス科カマス属に分類される海水魚です。

体つきは細長く体長は20〜50cmほどで、大きく開く口には鋭い歯がびっしり並んでいるのが特徴。

この歯を武器に、イワシなど小魚を素早く捕食する肉食魚なのです。

世界では18〜21種ほどが確認されており、日本近海にも約9種が生息しているといわれています。

「カマス」と一括りにされがちですが、実はいろんな種類がいるんですね。

名前の由来はまさかの「袋」だった!?叺(かます)って何?  

カマスという名前、実は魚とは無縁な「袋」に由来してるといわれています。

その名は「叺(かます)」という、藁莚(わらむしろ)で作った袋から来ました。

江戸時代、穀物や塩、干物などを入れる生活必需品として使われていたものです。

叺は口の部分が大きく開く作りで、これがカマスの大きな口とそっくり。

そこから「カマス」という名がついたといわれています。

定番の2大巨頭「アカカマス」と「ヤマトカマス」、見分けられますか?

「カマス」と一言でいっても、実はいくつかの種類が存在します。

なかでもスーパーや魚屋さんでよく見かけるのが「アカカマス」と「ヤマトカマス」の2種類。

見分けるポイントは、背ビレの位置にあります。

  • アカカマス:背ビレが腹ビレより後ろにある
  • ヤマトカマス:背ビレが腹ビレとほぼ同じ位置、もしくは少し前

体の色にも違いがあり、アカカマスはやや赤みを帯びた銀色、ヤマトカマスはほぼ銀色です。

次に魚屋さんで見かけたら、ぜひ背ビレの位置をチェックしてみてください。

海野

実は「カマス」というとき、多くはアカカマスを指しています。ヤマトカマスは流通量も少なく、なかなかお目にかかれないかもしれません。

実は上品な味わい!白身魚としてのカマスの魅力

カマスは、サバやアジと同じ青魚のイメージを持つ人も多いかもしれません。

ですが実は、上品な旨味が魅力の「白身魚」に分類される魚なんです。

サバやサンマに比べて水分量が多く、身がやわらかいのが特徴。

皮には独特の香ばしい風味があり、身は淡白ながらもしっかり脂がのっています。

白身魚でありながら、青魚のような旨味の強さも併せ持つ。

この「ちょうどいいバランス」こそが、カマスが根強い人気を誇る理由なのかもしれませんね。

海野

アカカマスは脂がのって旨味が強いのが特徴。一方のヤマトカマスは、やや水っぽく淡白な味わいが特徴ですよ。

カマスが一番美味しいのはいつ?旬と選び方のコツ  

カマスが一番美味しいのはいつ?旬と選び方のコツ

カマスは種類によって旬の時期が違います。

産地やブランド魚の情報も押さえておけば、選び方がぐっと変わってきます。

種類によって旬が違う!狙い目の時期をチェック  

カマスは種類ごとに、旬の時期が異なります。

アカカマスは春と秋、ヤマトカマスは夏が食べごろとされています。

なかでも狙い目なのが、秋のアカカマス。

秋のアカカマスは脂がよくのり、特においしいと人気があります。

成長スピードも早く、生まれてからわずか1年で約25cmに達します。

夏は50〜60g程度と小ぶりだったものが、秋には130〜150g前後まで成長します。

「今日のカマスは何グラムかな?」と気にしてみると、買い物がもっと楽しくなります。

産地とサイズで変わる値段の目安  

カマスは温暖な海域を好み、太平洋側では九州から東北地方までの沿岸、日本海、東シナ海まで、広い範囲に分布しています。

値段は、サイズが大きいほど高くなる傾向があります。

実際に200gを超えるなど、大型のカマスほど価格も上がっていきます。

小ぶりなカマスは干物向き大ぶりなものは刺身向きと覚えておくと、用途に合わせて選びやすくなりますよよ。

全国自慢のブランドカマス!各地のイチオシをご紹介 

実はカマス、各地で「ブランド魚」として大切に扱われているのをご存知ですか。

長崎県では、県南地区や五島などで水揚げされる「長崎の赤カマス」が有名です。

カマス刺網で漁獲され、漁師が一匹ずつ丁寧に網から外し、船上で氷締めしています。

神奈川県の「江の島カマス」も見逃せません。

旬の秋には、大ぶりで脂ののったカマスが定置網漁で漁獲されています。

干物のイメージが強いカマスですが、最近では刺身やお寿司としても提供されるようになってきています。

産地を意識して選ぶだけで、いつもの食卓がちょっと贅沢に感じられるはずです。

意外と優秀?カマスの栄養とカロリーをまるっとチェック  

意外と優秀?カマスの栄養とカロリーをまるっとチェック
photo:「海と乾杯」編集部

カマスは、「白身魚だから、なんとなくヘルシーそう」と思っている方も多いのでは。

実はカマスは、栄養面からみても優秀な食材なんです。

そんなカマスの魅力を、数字と一緒にご紹介していきます。

高タンパク・低カロリー!気になる基本データ  

カマス100gあたりのカロリーは137kcal

タンパク質は18.9g脂質は7.2g炭水化物は0.1gとなっています。

これはアジやサバといった他の青魚と比べても、決して高い数値ではありません。

カマスは同じ白身魚のヒラメやタラよりカロリーがやや高めですが、青魚のサンマやブリよりは低カロリーです。

つまり、青魚と白身魚のちょうど中間くらいの立ち位置なんです。

筋肉づくりを意識したい方にも、うれしい栄養バランスと言えるでしょう。

出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

DHA・EPAもたっぷり!注目したい栄養成分 

カマスには、健康効果で話題のDHA・EPAもしっかり含まれています。

100g中にEPAが340mgDHAが940mg含まれています。

これらの成分には、血中コレステロールを下げ、動脈硬化を予防する働きがあるとされています。

さらにDHAには、脳細胞を若く保つ効果も期待されています。

サンマやブリと比べると含有量は控えめですが、白身魚の中では多く含まれる方です。

そのほか、ビタミンDが豊富に含まれているのも見逃せないポイント。

骨の健康を支える栄養素も摂れるとなれば、食卓に取り入れない手はありませんよね。

出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

これぞ定番!カマスのおいしい食べ方 

カマスの魅力は、なんといっても調理法の幅広さにあります。

ここでは定番の食べ方をご紹介します。

まずはコレから!塩焼き  

まずはコレから!塩焼き

カマス料理の王道といえば、やっぱり塩焼きです。

「カマスの焼き食い一升飯」という言葉があるほど、ごはんが進む美味しさなんです。

おいしく焼くコツは、焼く前に塩を振り少し置いておくのがポイント。

こうすることで余分な水分が抜け、旨味がぎゅっと凝縮されます。

皮はパリッと、身はふっくらと仕上がるのが理想です。

シンプルだからこそ、カマス本来の味を楽しめます。

新鮮だからこその贅沢な味わい!刺身・炙り  

新鮮なカマスが手に入ったら、迷わず刺身で。

透明感のある白身は、見た目にも美しく上品な味わいです。

また、皮の部分には、強い旨味と風味が隠れています。

そこでおすすめなのが「炙り」という食べ方。

うろこを取り皮目だけをさっと炙ることで、香ばしさと旨味が一気に引き立ちます。

淡白になりがちな白身に、コクのある奥行きが加わるんです。

酢飯との相性もいいですよ。

海野

炙りにおすすめの食べ方が、塩レモン。あら塩を少しかけてレモン絞る。カマスの旨みをグッと感じられます。

旨みぎゅっと凝縮!干物  

旨みぎゅっと凝縮!干物

カマスといえば「干物」を思い浮かべる方も多いはず。

実はカマスは他の魚に比べて水分量が多い魚なんです。

そのぶん干物にすると、旨味の変化がよりはっきり感じられます。

スーパーや魚屋でも、手軽に購入できるのも魅力です。

サクサクが止まらない!フライ・天ぷら

サクサクが止まらない!フライ・天ぷら

ふっくらとした身は、揚げ物との相性も抜群!

サクサクの衣とカマスの淡白な身は、まさに黄金コンビといえます。

揚げたてサクサクの食感は、白ごはんにもお酒にもよく合います。

定番だからこそ奥が深い、カマス料理の楽しさを実感できるはずです。

食べるだけじゃない!カマスは釣りでも楽しめる魚  

食べるだけじゃない!カマスは釣りでも楽しめる魚

カマスは、食卓だけでなく釣り場でも人気の魚です。

ここでは釣りのシーズンと、代表的な釣り方をサクッとご紹介します。

いつ・どこで釣れる?ベストシーズンと狙い目ポイント 

カマス釣りのシーズンは、春から秋にかけて。

港や堤防などで気軽に楽しめる釣りとして、初心者にも人気です。

カマスは群れで移動するため、一匹釣れはじめると次々と釣れるのが魅力。

狙うなら、事前にシーズン情報をチェックしておくのがおすすめです。

ルアーもエサ釣りもOK!カマスの釣り方いろいろ

カマス釣りを手軽に始めるなら、ルアーフィッシングがおすすめ

タックルはアジやメバル用など、ライトなものでも十分楽しめます。

小型のミノーやスプーン、ジグヘッド&ワームなどが定番の仕掛けです。

初心者には「投げサビキ釣り」もおすすめの方法。

仕掛けをキャストして、ゆっくり引いてくるだけで釣れる手軽さが魅力です。

ただし、カマスは歯が鋭いため注意が必要。

仕掛けの先には、ショックリーダーを付けておくと安心ですよ。

自分に合った釣り方を選んで、カマス釣りデビューを楽しんでみてください。

まとめ|今日からあなたもカマス通に 

今日からあなたもカマス通に 

ここまで読んでくださったあなたは、もう立派なカマス通です。

名前の由来も、種類の見分け方も、おいしい食べ方もばっちり。

次にスーパーや魚屋さんでカマスを見かけたら、つい手に取りたくなるはずです。

ぜひ今日の夕食に、旬のカマスを取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

魚と海のプロ!現役漁師の海野隆之と、食いしん坊編集者の堀江光が、海のある暮らしをもっと身近に、もっと楽しくお届けします。

「魚と酒をこよなく愛す」2人が、釣って、食べて、書いて、語って。
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