しらすは栄養たっぷりで使いやすい食材ですが、買ったあとに余らせてしまうこともありますよね。
冷凍できると分かっていても、固まって使いにくくなったり、解凍後に水っぽくなったりして失敗した経験がある人も多いはずです。
この記事では、しらす漁に携わる現役漁師の海野が、しらすをおいしく冷凍するコツを分かりやすくまとめます。
日持ちの目安、パラパラ冷凍のやり方、解凍のコツ、離乳食で使うときの注意点、すぐ使える簡単レシピまで紹介します。
海野しらすは鮮度が命。冷凍するなら、最初のひと手間でおいしさが変わりますよ。


漁師直伝!しらすの冷凍方法


忙しい日の味方が、冷凍しらすです。
ご飯にのせるだけでも一品になるし、卵焼きや味噌汁にもすぐ使える。
離乳食づくりで少量を何回も使うときも、小分け冷凍しておくと気持ちがだいぶ楽になります。
ポイントは、冷凍の前に水分と空気を上手に扱うこと。
ここを押さえるだけで、解凍後の食感が変わります。
基本の冷凍手順
買ってきたら、できるだけ早めに冷凍するのが基本です。
冷蔵庫で何日か置いたものを凍らせるより、早い段階で冷凍したほうがふわっとした食感が残りやすいです。
しらすの水分を取る
買ってきたしらすをキッチンペーパーに広げ、軽く押さえて水分を取ります。
釜揚げしらすや生しらすは特に水分が多く、ここをサボると凍ったときに固まりやすくなります。
押しすぎると身がつぶれるので、表面の水気を取る程度で十分です。
しらすを小分けにする
使いやすい量に小分けします。
しらすは水分を含んでいるため、一度凍ると塊になりやすいです。200gをまとめて冷凍するよりも、1回で使う分ずつに分けておく方が失敗しません。
一度解凍したものを再冷凍すると食感が落ちやすいので、最初から小分けしておくのがコツです。
空気をしっかり抜いて平らにする
冷凍用の保存袋(ジップロックなど)に入れたら、空気をしっかり抜いて密封します。空気が残ると乾燥や酸化が進みやすく、冷凍庫のにおいも移りやすくなります。生しらすは特に酸化しやすいので、脱気は丁寧に行うと安心です。
袋の中身はできるだけ平らにして薄く広げてから凍らせます。冷え方が均一になり、使うときも折って取り出しやすくなります。
ラベルを貼って冷凍庫の奥へ
冷凍日を書いたラベルを貼っておくと、いつまでに食べ切るか管理しやすくなります。
冷凍庫はマイナス18度以下が目安です。温度変化が少ない奥の方に置くと品質が落ちにくくなります。



きちんと保存できていれば、冷凍しらすは目安として約1か月程度は品質を保ちやすいです。早めに使い切るほど風味や食感は良いです。
パラパラ冷凍のコツ
しらすをパラパラに冷凍したいときは、完全に凍る前に一度だけほぐすタイミングを作るのがコツです。
保存袋に薄く広げて入れたら、1時間ほどたって凍りかけたところで袋の上から軽く揉んでしらすをばらします。
そのあと空気を抜いて密封し、完全に凍らせれば固まりにくく、使うときにパラパラで取り出しやすくなります。



冷凍しかけたしらすをほぐす!この一手間がパラパラにするコツです。



私は忘れて、そのまま冷凍しちゃう派です。笑
それもOK!
種類別の注意点(釜揚げしらす・しらす干し・ちりめんじゃこ)
しらすは同じように見えても、水分量が違うので冷凍のクセも変わります。
- 釜揚げしらす
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釜揚げしらすは水分が多く、冷凍すると固まりやすいタイプです。小分けにして平らにし、できるだけ早く凍らせるのがコツです。解凍するときは冷蔵でゆっくり戻すと水っぽくなりにくくなります。
- しらす干し
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しらす干しは釜揚げより水分が少ないので、冷凍しても扱いやすいです。におい移りと乾燥が起きやすいので、袋の空気はしっかり抜いて保存すると安心です。
- ちりめんじゃこ
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気はしっかり抜いて保存すると安心です。
ちりめんじゃこは乾燥が進んでいて日持ちしやすいので、冷蔵でも困らないことが多いです。ただ、開封後に湿気やにおいが気になる場合や、まとめ買いしたときは冷凍が便利です。冷凍しても食感が大きく変わりにくく、必要な分だけ取り出して使えます。
冷凍しらすはいつまでOK?日持ちの目安
しらすは冷凍で長持ちしますが、冷凍庫に入れておけばずっと同じおいしさ、というわけではありません。
保存状態しだいで風味や食感が落ちていくので、目安を知って早めに使い切るのが安心です。
保存期間の目安
家庭の冷凍庫で保存する場合、目安はだいたい1か月です。
釜揚げしらすは水分が多いぶん食感が変わりやすく、しらす干しやちりめんじゃこは比較的もちやすい傾向があります。ただし、冷凍庫の開け閉めが多いと温度が揺れやすく、劣化が早まります。
迷ったら早めに使い切るのが正解です。
まずい・臭い・変色の原因
冷凍したしらすがまずく感じる原因で多いのは、乾燥と酸化です。
袋の中に空気が残っていたり、保存中に霜が付いたりすると、風味が抜けて生臭さが出やすくなります。変色は、冷凍焼けや酸化が進んだサインのことがあります。
白かったしらすが黄色っぽい、茶色っぽい、黒ずんで見える場合は、においも合わせて確認し、違和感があるときは無理に食べないでください。
再冷凍はあり?
再冷凍は基本はおすすめしません。
いちど解凍すると水分が出て食感が落ちやすく、再冷凍するとパサつきやすくなります。
安全面でも、解凍中に温度が上がっていた場合はリスクが上がるので避けた方が無難です。
どうしても使い切れないときは、再冷凍するより加熱して別の料理に使い切る方が失敗しにくいです。
解凍方法と食べ方


冷凍したしらすは、実はそのまま解凍せずに使える食材です。
凍ったまま使える料理が多く、必要な分だけ取り出してサッと使えるのが魅力。
固まっていても袋の上から軽く折ったり、手でほぐしたりすれば、意外と簡単にばらけます。
凍ったまま使う方法
パラパラの冷凍しらすは、解凍せずにそのまま使える料理が多いです。
おにぎりや冷ややっこ、サラダにのせるなら、凍ったまま散らしておくと食べる頃には自然にほどよく戻ります。
チャーハン、卵焼き、味噌汁、パスタなど加熱する料理も、凍ったまま入れて問題ありません。むしろ凍ったままの方が水分が出にくく、扱いやすいこともあります。
冷蔵解凍
そのまま食べたいときや、食感をできるだけ残したいときは冷蔵解凍がおすすめです。
冷凍しらすを冷蔵庫に移してゆっくり戻すと、ドリップが出にくくなります。
パックや袋のまま解凍すると水分が溜まりやすいので、気になる場合はキッチンペーパーを敷いた器に移しておくと水っぽさが減ります。
離乳食の冷凍しらす


しらすは少量でたんぱく質やカルシウムを足しやすく、離乳食でも人気の食材です。
いっぽうで塩分や食感の変化もあるので、月齢に合わせた使い方と冷凍のコツを押さえておくと安心です。
いつから使える?


目安としては離乳食初期の生後5〜6か月ごろから使われることが多い食材です。
ただ、離乳食を始めたばかりの時期はおかゆや野菜に慣れるのが先なので、開始からしばらく経ってから少量で試すのが安心です。
最初は裏ごししてごく少量をおかゆに混ぜ、体調の変化がないかを見ながら進めます。
離乳食のしらすに塩抜きが必要なのはなぜ?
塩抜きをおすすめする理由は大きく2つあります。
1つ目は、乳幼児は腎臓の働きがまだ成長途中で、塩分をとりすぎると体に負担になりやすいこと。
2つ目は、濃い味に慣れると薄味を受け付けにくくなりやすいこと。離乳食の時期は、素材の味で食べる経験を増やすほど、その後の食べ方も整いやすいです。
塩抜きして冷凍する手順


塩抜きのやり方は簡単です。
湯通しする
ざるにしらすを広げ、熱湯を回しかけるか短時間だけ湯通しします。
水気を切る
次に冷水でさっと冷やし、水気をしっかり切ります。
水分が残ると冷凍後にベチャッとしやすいので、キッチンペーパーで軽く押さえると扱いやすくなります。
冷凍
最後に1回分ずつ小分けにして冷凍します。
製氷皿に入れて冷凍すると、1ブロックずつ出せて使いやすいですよ。
しらすの塩抜きはいつまで?
目安としては、離乳食が終わる頃までは塩抜きをして使うと安心です。
具体的には1歳前後から1歳半くらいまでは、塩分を控えめにする意識で、しらすも塩抜きして少量ずつ使う家庭が多いです。
離乳食が終わったあとも、急に大人と同じ味付けにするのではなく、量や味付けを見ながら少しずつ慣らしていくと無理がありません。
まとめ:しらすは冷凍しておいしく保存しよう
しらすは冷凍しておくと、忙しい日のごはん作りがぐっと楽になります。
少しだけ使いたいときでも、冷凍ストックがあれば、丼や卵焼き、味噌汁にさっと足せて便利です。離乳食用に小分けしておくのにも向いています。
しらすは小さな食材ですが、扱い方ひとつで味が変わります。




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