秋に飲みたい日本酒といえば、「ひやおろし」。
夏を越してまろやかになった日本酒は、秋の味覚との相性も抜群。
だけど、種類が多すぎてどれを選べばいいの?
そんなあなたのために「海と乾杯」が、この秋本当に飲んでほしい「ひやおろし」を7本厳選しました!

お酒は20歳を過ぎてから。未成年の飲酒は法律で禁止されています。
「ひやおろし」は秋の味覚と相性抜群!旬の魚と楽しもう

ひと夏を越してまろやかさを増した「ひやおろし」は、脂ののった秋の魚との相性が抜群です。
戻りガツオや秋刀魚、サバといった旬の魚には、それぞれ違った旨みがあります。
そこにそっと味わいを引き立ててくれるのが、秋の日本酒「ひやおろし」の魅力です。
冷やでキリッと、ぬる燗でじんわり。
食卓に並ぶ季節の恵みに合わせて、お酒の温度を変えるのも楽しみのひとつ。

魚と酒、それぞれの「旬」を感じながら、最高の晩酌を楽しめるのです。




この秋、飲むならコレ!おすすめ「ひやおろし」7選!


ひやおろしの季節がやってきました。
「魚と相性がいいこと」を何より大切にしている「海と乾杯」が、今年注目のひやおろしを厳選!
味わい・香り・ペアリングのしやすさ、どれもおすすめできる7本を、漁師目線と晩酌目線でご紹介します!



家で楽しむなら、4合(720ml)がおすすめ。
一升瓶(1800ml)だと飲み切るまでに時間がかかり、お酒が劣化してしまうことも。



さらに、瓶が大きすぎて、家庭用の冷蔵だと入らないこともあります。
お酒は20歳を過ぎてから。未成年の飲酒は法律で禁止されています。
① 【秋田】雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)|純米吟醸
秋田県由利本荘市の「齋彌酒造店(さいやしゅぞうてん)」が手がける「雪の茅舎」。
櫂入れ(かいいれ)、濾過(ろか)、割水(わりみず)をほぼしない自然な酒造りを特徴とし、素材と酵母の力を生かした本当の酒の味を大切にしています。
この「ひやおろし」は、ふくよかな旨みとスッと引くキレの良さが特徴。
冷やで飲めば繊細なバランスが際立ち、燗にすればふくよかさが増します。
白身魚の刺身きや、しらすをのせた冷奴など、あっさりした海の幸と相性抜群。
落ち着いた夜にじっくり味わいたい一本です。
② 【栃木】鳳凰美田(ほうおうびでん)|純米吟醸酒
鳳凰美田は、栃木県小山市の「小林酒造(こばやししゅぞう)が造る「香り系」日本酒の代表格。
その「ひやおろし」は、リンゴや洋ナシを思わせる果実香と、米の旨みが調和した味わいが魅力です。
冷やがおすすめで、口に含んだ瞬間から余韻まで華やか。
カツオの藁焼きや炙りしめさばなど、香ばしさのある魚介と合わせれば、ワイン感覚で楽しめます。
乾杯の一杯目にもぴったりな、「海の前菜酒」です。
③【山梨】 七賢(しちけん)|純米
山梨県北杜市の「山梨銘醸(なまなしめいじょう)」が生んだ七賢。
甲斐駒ヶ岳の伏流水を活かした、清らかな飲み口に定評があります。
ひやおろしは、水のようにすっきりしながらも秋らしい旨みと丸みを感じる味わい。
冷やでもぬる燗でも楽しめる万能タイプで、脂ののった秋刀魚の塩焼きと合わせれば、旨みのハーモニーに思わずうなること間違いなし。
自然に囲まれながら、アウトドアでの晩酌にもおすすめです。
④ 【長野】真澄(ますみ)|山廃純米吟醸
長野県諏訪の老舗「宮坂醸造(みやさかじょうぞう)」が醸す真澄。
「食事と寄り添う酒」として支持され続けています。
香りは控えめで、穏やかな酸味と深みある旨みが特徴の「ひやおろし」。
食中酒として最適で、冷やでシャープに、ぬる燗でまろやかに楽しめます。
きのこの炊き込みご飯やサバの味噌煮、ホッケの干物など、味のしっかりした魚介料理と好相性。
秋の食卓に常備したい一本です。
⑤ 【石川】菊姫(きくひめ)|純米酒
石川県白山市の老舗蔵「菊姫合資会社」。
山廃仕込みの力強い酒で知られていますが、この「ひやおろし」も例外ではなく、どっしりとした旨みと熟成由来のまろやかさが魅力です。
ぬる燗にすることでコクが一層引き立ち、体の芯から温まるような心地よさが広がります。
味噌漬けの銀ダラや、炙ったエイヒレ、イカの塩辛など濃厚な海のつまみと合わせれば、
「大人の秋」を堪能できます。
⑥【宮城】 浦霞(うらかすみ)|特別純米
宮城県塩釜の老舗「佐浦(さうら)」が手がける浦霞。
東北らしい穏やかで丁寧な味わいが魅力です。
この「ひやおろし」は、落ち着いた香りと丸みのある旨み、後口のやさしい酸味が特徴。
冷やからぬる燗まで幅広く楽しめ、秋の食卓にぴったりです。
銀だらの煮付けや、アジのなめろうと合わせれば、口の中でしみじみと幸せが広がる一本です。
⑦【高知】 紅土(きっど)|純米吟醸
和歌山県海南市の平和酒造(へいわしゅぞう)が手がける「紀土」。
すっきりとした飲み口と、やわらかくて透明感のある味わいが魅力の日本酒です。
「ひやおろし」になることで、ほんのり丸みが出て、まるで秋の夕暮れのような落ち着きのある一本に仕上がっています。
冷やすとスッとキレよく、ぬる燗にするとじんわり旨みが広がって、どちらの飲み方でもGOOD。
合わせるなら、カツオのたたきやサンマの塩焼きなど、シンプルな魚料理が最適です。
まとめ|秋の夜長に、ひやおろしでしっぽり乾杯しよう


まろやかで旨み豊かな「ひやおろし」は、秋の魚と相性抜群。
この時季だけの特別な味わいを、ぜひ自分好みの一本で楽しんでみてください。
香りや味わい、温度、飲むシーンに合わせて選べば、晩酌の時間がもっと豊かになります。



秋の夜長に、お気に入りの魚と「ひやおろし」で、ゆったりと乾杯してみませんか?

